設備

歯科用CT

CTとは、X線とコンピューターを使って、検査を行いたい場所を撮影し、輪切りの断層画像として、観察、診断する装置・技術のことをいいます。
平面単位の情報しか得ることができない、歯科用レントゲンとは異なり歯科用CTは口腔内を3D画像で表示できるので、患者様に分りやすく説明できる画像診断法の一つです。また放射線被爆量は、医科用CTの約1/10なので心配は要りません。
CT画像は、顎の骨の立体的な形態や、神経の位置を把握するほか、骨密度の審査などにもりようされます。治療を行う前だけでなく、治療後にも撮影を行うことで、インプラントが入る前と入った後の顎の骨の状態を確認することが可能です。

どのような診断に適しているか

・インプラントの術前検査、インプラントを埋め入れる位置の確認と術後の評価
・歯周病診断(骨の吸収状態の検査)
・親知らずと神経との位置関係など抜く前の診断
・顎関節症の診断
・根管治療(神経の根の形や根管の確認)


レーザー

痛みの少ない治療
多くのレーザー波長の中で、歯科医療にEr:YAGレーザーがもっともふさわしいと言われる理由は、水への高い吸収性にあります。Er:YAGレーザーは、水を含んだ生体組織に対する蒸散能力が高く、表層にのみ反応が起こり、熱の発生が微小なため、痛みが非常にすくないという特徴があります。

身体組織に負担の少ない治療

Er:YAGレーザーは、蒸散という反応が照射部の表層に限定されて行われるため、CO2Laser,Nd:YAGLaserに比べ、透過光による組織深部への影響が少なくてすみます。またエナメル質にクラックが起こりにくく、照射野周囲の照射エネルギー密度が低いため、周辺組織への影響はほとんどありません。

多くの使用目的と効果・効能が薬事承認

硬組織疾患、歯周疾患、軟組織疾患のさまざまな使用目的と効果・効能が薬事承認されています。

ErYAGレーザーによるSRPの効果

Er:YAGレーザーは水に特異的に吸収されるため、軟組織のみでなく、他の歯科用レーザーで不可能であった硬組織への応用が可能なことが特徴で、歯石除去や歯周外科時の骨切除・整形などへの応用が可能です。
論文てきにもレーザーSRPは従来法と比較して同等の効果があり、またEr:YAGレーザーの熱作用による殺菌効果や細胞の活性化もあるとされ、炎症の軽減、治癒、再生に有利に作用すると考えられています。

超酸性水

        必要な方は無料でお分けします(500mlの空のペットボトルを持ってきてください)

超酸性水とは、2.7以下 、残留塩素濃度が50ppm、酸化還元電位が約1100mV以上の水を言います。
当院では、器具や手指の洗浄には超酸性水を使用しています。この水は、細菌やウイルス、カビ等を滅菌させる事が出来る優れた殺菌力を持っています。超酸性水を用いる事で清潔で安全な治療環境になっております。

・強酸性水は医療、衛生施設、歯科医院で院内感染防止に威力を発揮します。
・手指の洗浄、内視鏡、医療器具などをスピーディーに、除菌洗浄します。
・手術時の洗浄。院内洗浄に適しています。。
・性質は基本的に「水」なので、細胞毒性,副作用,残留性がありません。 
・皮膚や粘膜などへの術前の消毒にも適しており、即効性が有ります。

超酸性水と医科で使われている一般的消毒薬液との比較

消毒剤 有効濃度 一般細菌 MRSA 緑膿菌 結核菌 真菌 芽胞 HIV HBV
超酸性水 ph2.7
80ppm
1000mV
グルタールアルデヒド 2%
次亜塩素酸ナトリウム 1.000ppm
ホルムアルデヒド 0.5~1%溶液
ポピヨンヨード - ×
希ヨウドチンキ 3% ×
消毒用アルコール 70% × ×
フェノール - × × ×
クレゾール石鹸 - × × ×
塩化ベンザルコニウム 0.05~0.1% × × × ×
塩化ベンゼトニウム 0.05~0.1% × × × ×
クロルヘキシン 5% × × × ×

◎=即効性 ○=有効 △=十分な結果が得られない場合がある ×=無効